肌にシルクのようなツヤが宿る、繭から生まれたピュアな美容液
百貨店の化粧品バイヤーを経て独立、化粧品ブランドや商業施設のコンサルティングを手掛ける。メディアでは化粧品選びの指南役として幅広く活動。
ほわんとした繭を思わせるブルーのモチーフ、やさしい色合いのすべすべとした手触りのボトル。スキンケアブランドは数あれど、ここまで“ゆるい”感じのパッケージは珍しい。
しかし、単なる「癒し系コスメ」と思うなかれ。イノセントスキンセラムは、日本伝統の技術から生まれた成分を、サイエンスで磨き上げた「高機能美容液」なのだ。
イノセントスキンセラムをはじめとしたdear mayukoの製品に配合されている「ピュアセリシンTM」は、絹糸を加工する工程「精練」事業から始まり130年の歴史を持つ「セーレン」が、30年の研究を経てつくりだした独自の成分だ。
絹糸のもとになるのは、蚕がつくる繭。繭の繊維質を守り、コロコロとした形を保っているのが「セリシン」というタンパク質の一種。繭の繊維質を引き出してよりあわせた「生絹」を精練し、洗いをかけることで、絹糸のなめらかさと輝きが引き出される。このときに洗い流されてしまうセリシンが、肌にとってたくさんの恩恵をもたらすことがわかってきた。
繭は本来、羽化を迎えるまでの蚕を守る大切な役割を果たすもの。外界のさまざまなダメージから生命を守り育むセリシンから、肌への効果を最大限に高める形で抽出されたものが「ピュアセリシンTM」だ。「ピュアセリシンTM」は、肌そのものがもつうるおい成分・NMFに非常に近いアミノ酸から構成されるため、乾燥や紫外線による酸化ストレスから肌を守り、バリア機能を高める働きがある。
また、ターンオーバーを整える働きもあるため、使うほどにキメが整い、透明感となめらかさを実感できるはず。この「ピュアセリシンTM」を高配合したイノセントスキンセラムは、肌をやさしく守りすこやかに育む、まるで繭のような美容液だ。
洗顔後のまっさらな肌にスルスルとなじむ水のようなテクスチャーは、手持ちのスキンケアのなじみや感触を変えることもなく、一瞬あっさりしすぎているように感じるかもしれない。それでも数日間、朝晩続けているうちに、肌のスイッチが入るのがわかるはず。
たとえば空気の乾いた冬の日、陽が傾くころになっても頬になめらかなツヤを感じられたり、あわただしい朝のメイク時間に、ふといつものファンデーションがきれいに仕上がることに気づいたり。日に日に素肌が磨かれていくのを、確かに感じることができる。
やさしげなたたずまいのボトルは、おおげさに主張することはないが、目に留まるとなんだかほっこりとして心がなごむ。毎日使うスキンケアも、香りや感触が立ちすぎることなく、肌そのものに対して力を発揮してくれるもののほうが長続きするものだ。いつもさりげなくそばにいて、いつの間にか欠かせないものになっていく。イノセントスキンセラムは、そんな存在のスキンケアなのだと思う。
OTHER COMMENTS
安倍佐和子
守ることで、美しさを紡ぐ“dear mayuko”の美の哲学を肌に
天野佳代子
絹から抽出された「ピュアセリシン」が新たな美のドラマを紡いでいく
加藤智一
「絹職人の手はなぜ美しいのか」という好奇心から生まれた“dear mayuko”
齋藤薫
それは、人にとって“神の贈り物”にも等しい、絹からもらった尊い潤い。